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初任給

2016年04月28日 [ 社長コラム ]


皆さん、こんにちは!総務部 安田です。
"マンスリー社長コラム"を覗いて下さり有難うございます。

ここでは、当社の社長が毎月のお給与明細と一緒に同封して下さる
従業員へ向けたレターを公開させて頂きます。
では早速、4月レターを皆様と共有出来ましたらと思います。是非、御一読下さい♪

【社長レター↓】
桜もすっかり散り、過ごしやすい季節となりました。繁忙期ピークを過ぎ、今期予算達成に燃えてますね。仕事の振り返りが大切な時期なので、色々と来期に向けて考えを巡らせておられる事でしょう。
今月は 初任給という、南蔵院住職「林 覚乗」さんの 心に響く言葉、について書きます。

某信用金庫に勤める二十歳の短大卒の女性が、初月給を親のために使って喜んでもらおうと、両親をレストランに招待しました。お母さんは前日から美容院にセットにいったりして大喜び。ところが、お父さんはブスッと不機嫌な顔をしてついてきた。
「何を怒っているの」とたずねたら、
「一回の晩飯ぐらいで、俺が二十年間苦労して育ててきたことが帳消しになると思ったら、大間違いだぞ」と・・・
「そんなこと、どうして言うの?」と思ったけど、口に出しませんでした。
今日はめでたい日だし、お母さんは横でもうパクパク食べ始めているし、今さら怒って帰れない。
しばらく天井を見つめていたお父さんが、ポツリと「ビールぐらい、飲んでもいいか?」と言った。
「誰がビールなんかついでやるもんか」、そう思ったけど、つがなきゃしょうがないなと思って彼女はお酌をした
ところが、コップを差し出したお父さんの手には、二十年間勤めたセメント工場での白い粉が、びっしり。手の甲のしわと毛穴にまで詰まっていました。
それに気づいた彼女は「お父さんゴメンネ」と言いたかったけど、どうにも言葉になりませんでした。

自宅に戻ったその後、彼女がトイレに行こうとして両親の部屋の前を通りかかったら、中から話し声が・・・
どうせまた、お父さんが私の悪口を言っていると思ったら、それが違うのです!
「俺も五十いくつになるけど、今日みたいにおいしい晩ご飯は初めてだった。
あいつの顔を見ていたら、俺は涙があふれそうになったから、天井しか見れなかったけど、なあお前、本当にいい娘に育ったなあ」
その瞬間、彼女はそこから先に足が進みませんでした。
そのまま自分の部屋に帰って、頭から布団をかぶって「バンザイ!」のポーズで朝まで泣き続けました・・・
南蔵院住職「林 覚乗」(はやし かくじょう)氏のお話より
 
今月入社された新人の皆さんは、社員になって初めてもらうお給料、つまり初任給を手にして、何を感じていますか。ご家族はさぞ喜んでおられるでしょう。先輩の皆さんは、初任給をもらったとき、何に使いましたか。どんな気持ちでしたか。もう昔のことで忘れてしまいましたか。この娘さんのように、育ててもらったご両親やお世話になった方々への感謝を込めて、何かを贈るというのは自然な気持ちの表れですね。金額の多寡ではなく、感謝を伝える事が素晴らしい事です。
この初任給をもらえるのは貴方ががんばったからだけではありません。お客様がJEIの製品を買ってくださり、先輩達が稼いでくれたお陰でいただけるものです。これを忘れないで仕事すると、時間が経っても良い仕事ができます。
身近な人ほど、言わなくてもわかるだろう、とか照れくさいとか、言い訳して、素直に表現して伝えられないものです。しかし、人間、言葉に出して言う事が大切です。言葉は言の葉と言い、口から出たら、空中に浮遊し、漂い、いつか戻ってきます。良い言葉、プラス言葉、明るい言葉を出すと、明るい事を連れて戻ってきます。逆にマイナス言葉、悪い言葉、陰口、悪口を出すと、10倍の悪い事になって自分に戻ってきます。時間差があるので、自分の発したマイナス言葉が戻ってきたことに気付かないだけです。
 入社式でもお話しましたが、倫理法人会、万人幸福の栞にある、運命は自ら招き、境遇は自ら作る、を心にとめていただきたいです。 運命は変えられる、良きことを思うように心がけたら運命が良い方向に変わっていった、人様によかれかし、利他の心を持って過ごす事によって素晴らしい人生を送るようになったという話を盛和塾 稲盛和夫塾長もよくお話しされます。貴方の人生は、運命は、自らつくるもの、善きことを思い、善きことを行い、善き会社で、善き仕事をして、お役立ちできる人になっていきましょう。今月も有り難うございます。


日本電子工業株式会社
山之口良子

4月給与明細①.JPG
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