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他人・環境責任論から原因自分論への変換が現状の壁を破る。

2017年07月18日 [ 社長コラム ]


今年の夏も暑くなりそうです。今回は、6月8日中小企業投資育成(株)年輪会「壁を破る発想法」元日本ゼネラルモーターズ社長 佐藤満氏 について書きます。
佐藤氏は平安神宮の神官の家に生まれ、世界40ヶ国を放浪、31才で本田技研工業に入り、ブラジル、タイで勤務。VWジャパン社長、日本GM社長を歴任。


組織の力量の差はリーダーで決まり、取り巻く環境を理由にすれば成長は止まる。
他人・環境責任論から原因自分論への変換が現状の壁を破る。
会社はつぶれるように出来ている。衰退カーブを上向きにする事がリーダーの役割。
そのためには全てのベクトルがお客様を増やす為に何をするか、自分たちの商品やサービスをほしがるお客様を日、週、月、年、期を追って増加させるのが経営努力。
売り上げは元気、利益は自信、マーケットシェアはお客様の信頼の量。
マーケティングをやる会社はつぶれない、セールスする会社はつぶれる。
今年の売り上げの30%が五年間に出てきた新製品で占められなくてはならない、3Mの30%ポリシー。
KFS(成功の鍵)を常に求める。
ユニクロ柳井社長の最大の課題は、通行人全員を店に引き入れて買ってもらう事、それで東レの前田社長に頼んで、着ればぽかぽかする下着できますか?と頼んだらヒートテックができた。
2,3年先の姿を語り続ける。人より半歩か3分の1歩先を見ようとする力、決断力、実行力。
ノープレイ、ノーエラーからの脱却。全て考動、お金は有限、知恵は無限。
生産100+販売103+サービス110+商品開発力200。
つまり、生産を上回る販売をすれば在庫がだぶつかない。
タイのプミポン国王にホンダの車を献上して乗ってもらったら、タイで爆発的にホンダ車が売れた。


なかなか型破りなお話で全てご自身の経験なので、非常に説得力があります。
原因自分論に転換すると運を味方にすることができるそうです。元は自分、ですね。
失敗はすぐ忘れる、過去と他人は変えられない、自分と未来は変えられる、失敗はもう過去だ、とも仰っていました。何もしないで失敗しないよりも(ノープレイノーエラー)まずやってみて失敗して学習する方がよほど価値が高いです。2,3年先の姿、描いていますか。夢を語っていますか?
リーダーも課員も大風呂敷を広げ語り合いましょう。見えなくても見ようとする事が大切です。
蟹は自分の大きさに似せて穴を掘ると言われます。自分の仕事のスケールは、自分の器以上にならない、だから人間力、器を大きくするために、利他の心、感謝する心を養い、仕事を通して自分の心を錬磨するのです。壁を破ると違う景色が見えます。楽しみながら破っていこう。
今月も有難うございます。

日本電子工業株式会社
山之口良子


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