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<JEIものがたり>ケアロック

2019年10月28日 [ 社長コラム ]


季節外れの真夏日が続きましたが、
ようやく秋の訪れを感じる季節になりました。
今月は「JEIものがたり(ものが語る、ものがたり)Ⅲ」ケアロックについて書きます。
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先月、ライフケアシステムについて書きましたが、
JEIの電気錠システムが老人ホームに多く採用されるようになり、
出入口が開き扉の場合はよいのですが、
福祉施設に多い引戸をどうするかという難問が出てきました。
電気錠というと開き扉、つまりドアに取り付けるのが常識で、
掃き出し窓が盲点だったのです。
老人ホームでは寝たきりやおむつをされている入居者の方も多く、
部屋のにおい対策、特に換気が課題でした。
窓を開けたら済むのですが、開けてしまうと、認知症の入居者が
ベランダから外部階段やスロープから施設外に脱出したり、
もっと困ったことに、ベランダ柵を乗り越えて転落するという事故が
後を絶たなかったのです。
毎日JEI営業マンや技術マンが施設の方から、
こんなことがあって困っている、えらいことになっているとお聞きし、
会社に帰ってなんとかならないだろうかと相談を始めました。
色々試行錯誤しました。
初めは、窓の中桟に金具を作って取り付け、
開き扉用の電気錠を相手サッシに仕込むという
少々無理のある方式で窓の開放制限をしていました。
苦肉の策とはいえ、思うようにひっかかってくれなかったり、
くぼみにティッシュを押し込まれて動作しなかったり、
様々な事が起こりました。
都度、15センチプレートの形状を変えたりしてみましたが、
いよいよ、これは引戸専用の電気錠が必要だという結論に至りました。
とはいえ、すんなり今のケアロックができたわけではありません。
最初はボールねじタイプ(PS-1)でした。
ですが、ボールねじの精度が確保できないのと
動作音がうるさいなど、課題が多いものでした。
次にできたのが、今のPS-2です。
どちらもコストもかかり、色合わせの手間もかかります。
そこでできたのがWL-131です。
PS-2もWL-131も第一号から何十回もの改良改善を重ね、
今の姿になっています。
まだまだ良くするところは沢山あります。
力を合わせ、知恵を集め、これからもさらに良いものにし、
新しいケアロックラインナップも増やしていきましょう。
今月もありがとうございます。

日本電子工業株式会社
山之口良子

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