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2019.06.28(金)

  • 社長コラム

ダイバーシティ進化論コラム 同質組織から脱却を

今月は二〇一八年十二月日経新聞ダイバーシティ進化論コラム、
ライフネット生命創業者出口治明氏 同質組織から脱却を について書きます。
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今年はつくづく組織におけるダイバーシティ(多様性)の重要性を実感した年だった。
日本の経済成長を支えてきたものづくりの現場で相次いだデータ改ざん問題は同質性が高く、
閉鎖的な組織文化が色濃い日本企業のもろさを浮き彫りにした。
コンプライアンスよりも組織の論理を重視する。
不条理な命令であっても上司には逆らわない。
同質組織のもたれあいが行きすぎると自浄作用が働かなくなる。
異論を唱える存在を排除しようとする組織の在り方が、
一連の不祥事の根底にある気がしてならない。
こうした風土を根底から変えるにはダイバーシティが決定的に重要だ。
多様な価値観や経験を持つ社員が多様な意見を出し合い、
組織にとってより良い判断をする。
しかし同質性を重んじてきた日本の大企業には、
無意味な慣習を打ち破ろうと自ら立ち上がる社員が極めて少ない。
マイナス点がつかないよう縮こまり既存のルールに黙って従う人が多数派だ。
職場でストレスを抱えている人に届けたい事実がある。
1年は八七六〇時間。うち日本人が働いている時間は二〇〇〇時間ほどで二割強に過ぎない。
この数字は「人生において、仕事なんてたいしたことではない」という事実を示している。
「たいしたことではない」というと、
仕事をおろそかにして良いと誤解されそうだが、そうではない。
仕事が全てでは無いと認識してこそ人は、職場において信念に基づく言動を貫く勇気を持てる。
過剰に上司の顔色をうかがう必要も、組織の慣習を部下に押しつける必要もなくなる。
結果、自分なりのやり方で効率的に成果を上げることに集中できるようになる。
メンバーがあうんの呼吸で動く同質性の高い組織が効率的だった時代は過ぎ去った。
テクノロジーが急速に進化する中、個人も組織も変化適応力が無ければ生き残れない。
同質組織から脱して、ダイバーシティを進めること。
日本企業の成長と働く人の幸せの双方を実現する鍵はそこにある。
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企業の成長と働く人の双方の幸せを実現する鍵が多様性ダイバーシティとあります。
企業が伸びることと、従業員の幸せは車の両輪です。
会社が良くならないと従業員の生活は良くならない、
従業員が幸せで無ければお客様に喜んでもらって会社が良くなることは絶対に無いのです。
JEIはもたれあいから自浄作用が効かなくなるのではなく、
品質や自分たちの課題にあまり敏感でなく、
自浄作用を働かせるのに時間がかかってしまうことがあります。
どうしたらビビッドに即行で動けるようになるでしょう。
「仕事なんてたいしたことではない」という事実を真面目に受け止め、
仕事以外の人間修行がもっと大切と知る事です。
1年八七六〇時間のうち二〇〇〇時間余りしか仕事に使っていないのですから、後は何の時間でしょう。
1日八時間睡眠として二九二〇時間、食事入浴1日三時間で一〇九五時間、あと二七四五時間も残ります。
この時間で信念に基づく言動を貫く勇気を持てるように修行するのです。
本を読み、旅に出て、人に会い、一流のものに触れ五感を磨き、体力をつけ、
身体も心も柔軟性をつけ(身体の硬さは心の固さにつながります)、変化対応力を高めます。
あなたの人生を豊にし、仕事に厚みを与えます。
JEIには上司の顔色をうかがって安全パイをとって口をぬぐう人は居ないです。
しかし、考えても何を言っても会社は変わらないと自分を小さく思わないでください。
もう一歩前に踏み出して、一時上司の不興をかおうが皆のためになることを
勇気と信念を持ってやり抜く、そんなJEIパーソンの集まりになりたいです。
建設的、利他のご提案を耳を大きくして、お待ちしております。

日本電子工業株式会社
山之口良子

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