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心理的安全環境がもたらす自立的組織のつくり方

2023年12月15日 [ 社長コラム ]


今回は10月19日公庫全国交流大会、
帝京大学スポーツ局長、岩出雅之氏講演会、
心理的安全環境がもたらす自立的組織の
つくり方、について書きます。岩出氏は
帝京大学ラグビー部9連覇を成し遂げた
ラグビー界のレジェンドです。
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心理的安全性とは、誰もが安心して自分らしく
発言や行動ができ、互いに高め合える活動関係、
環境です。生産性の高いチームの共通点は協力
し合っている、心理的安全性が高い。目的、
やりがい、成長、幸せ、を感じる組織作りを
すると、風通しが良くなり、人間関係が改善、
集中力アップ、パフォーマンスが向上します。
情報交換が増えてチームの知識量が増えます。
心理的安全性は大切な環境要因の一つであるが、
目標では無い。指導者が作るのでは無く、
みんなで作るのです。一人一人と向き合って
自分で決めていくのです。最近の若者は難しい
でしょうか。決して若者は間違っていない、
知らないだけです。なぜやるかをしっかり
説明するのです。どうやって自分から動いて
くれるか。未来のダブルゴールを目指そう。
現役で日本代表を目指そう、と現役引退後
のゴール両方持とう。1年生は入部して
しばらくすると、抜けていく。飽きる、
諦める人が出てくる。どう暖めるか。
どれだけ関わってあげるか。1年生に帝京愛は
無い、先輩を通して愛が生まれていく。
「どうせできない」マインドセット、組織文化
をどうやって耕すか。根っこが大事。皆で土を
耕し根を育て、大きな木を育て果実を作る。
若者に俺についてこい、では通じない。もっと
丁寧に姿をみせること。暖かいつながりを作る
リーダー、支援できるリーダーシップが必要。
自分らしく自己実現できる組織環境で無いと
人が来ない。ダブルゴールに伴走する。自転車の
補助輪のようなもの、乗れるようになったら
はずす。体育会イノベーション、一年生の雑務を
軽減、掃除洗濯、片付けなど4年生がやる。
すると尊敬心が生まれ先輩を立て始める。
余裕作りと伴走が大切。①見本を可視化②問いかけ
③最適難易度 がポイントで、答をこちらから
言わない。自分が変わり続ける力は社会に出たら
もっと大切。質問を繰り返す。アウトプットの
練習をする。実際の試合になったら私は客席から
みているだけなので、いかに選手たちが自分で
うごいてくれるかにかかっている。
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大学ラグビー9連覇とはものすごいことなのでしょうね。
普通に練習していてもこうは行かないです。自律的
メンバーがそろったチーム作りはリーダーだけが
やるのではなく、みんなで作るのですね。機関車から
新幹線に変わるのです。先輩たちはこの仕事は何のために
なぜやるのかをしっかり説明し、足りない知識を伝え、
自ら見本を実践し、常に何度も何度も問いかけましょう。
その人に最適難易度の仕事をやってもらいましょう。
そのとき自分が考える答えを言わないでおきましょう。
きっと考えてくれます。思いも寄らない答えが出てくる
かもしれません。それが化学反応、チームで仕事をする
醍醐味です。
今年もありがとうございます。
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株式会社JEI
山之口良子


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