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社長コラム

三つの学びと時中

2018年01月29日 [ 社長コラム ]



新年を迎え、気がつけば一月経ちますね。
今月は、『致知』一月号特集「仕事と人生」より書きます。

漆芸家で人間国宝の室瀬和美さん。漆の道を歩んでいく上で最も刺激的な学びを得たのは、
蒔絵の人間国宝・松田権六さんだったと言います。
教えは本当にいっぱいありましたけど、特に私が後進に伝えているのは、ものをつくる作家として生きていくために必要な「三つの学び方」のお話です。
松田先生がおっしゃるには、学び方には三つの段階があって、まず第一段階は「人から教わる」ことだと。学校の先生や先輩、職人であれば師匠から直接教わる。そして第二段階は、「ものから教わる」。だいたいの人が、「先生から学んで、勉強になりました」で終わってしまうけれども、実はその教えてくれた先生も一世代前の人に教わったことを伝えてくれているわけだから、せいぜい、三代前くらいの技術しか教われない。ただ、例えば漆工芸では、千年前につくられた作品がいまなお腐らずに残っている。その千年前の技術や、途中で途絶えてしまった仕事を教えてくれるのは、人ではなく、作品そのものがいろいろな情報を出してくれるんだよと。ただ、「ものから教わる」といっても、ものが喋ってくれるわけではないですから、学生の私には全然ピンときませんでした。そして、最後の第三段階の学び方は、「自然から学ぶ」。人やものから学ぶことは あくまで先人や既に形あるものから教わることであって、自ら作品を創り出していくことには繋がらないと。要するに松田先生は、木々や風や日光など、四季折々に変化する自然から生まれるエネルギーをキャッチし、それを自分の表現にどう生かしていくかが、創作者として最も大事だと言うんですね。そして、平安、鎌倉、江戸時代の人も、それぞれ皆その時代に感じたものを表現しているのであって、彼らの真似をしてもしょうがない。君はいま生きている時代に感じたものを表現するんだと。

日本の誇る漆工芸は私は大好きです。なかなか高くて日常使いできませんが、お正月の重箱や屠蘇器くらいでしょうか。三つの学び方、というと、会長がよく言われる、守破離、という言葉にも通じます。
人から教わる、新人が先輩について真似しながら覚えていく、ものから教わる、過去の製品やシステムを見て、どうしてこの製品があるのか、どういうお客様のニーズにお応えして出来たのか考える、今の技術に照らして自分の製作意図を固め、今の時代と技術を盛り込んでいく。
自然から学ぶ、自然のエネルギーを掴んで、今の時代を読み、これから何が求められるのか、真剣に掘り下げ、自分が感じたり、こうしたい、こうつくりたいという思いを製品に込めて作り上げる。
四書五経の中で最古の易経には、時中(じちゅう)という言葉があります。その時に最適なことをすると、中る(とおる)、つまりうまく行く、それには自然に習いなさいとあります。
今に最も適した事を実行するとうまく行くが、単に流行に乗って一時上昇しても、流行によってうまく行かなくなるとも書かれています。今の私たちの時中はなんでしょう。頭絞って考えましょう。今月もありがとうございます。           

日本電子工業株式会社
山之口良子


大風呂敷を広げ、逆算の考えで進めていく

2017年12月28日 [ 社長コラム ]


今年もあと残すところ数日となりました。一年を振り返り、新しい年に夢をはせておられることと思います。今月は、日経新聞十二月十一日夕刊、三浦豪太、探検学校コラム「成功の裏に逆算の考え」について書きます。

 友人に誘われ、シンクロナイズドスイミング日本代表の井村雅代ヘッドコーチの講演を聴いてきた。指導者として夏季五輪のメダルを六大会連続で確保して日本をシンクロ強国にした功労者である。
井村コーチはメダル獲得を前提に全ての計画を立てる。遠い目標に達するために、その時々で何が必要かを考える。練習は選手が課題をできるようになるまでやる。練習時間が一日十二時間に及ぶこともある。選手がその意図と効果を理解するのはメダルを手にした後だったりする。この「逆算の考え」が興味深かった。まずただしたのは選手の「姿勢」だったという。まだ手つかずの選手達は背中を丸めている。シンクロは人が優劣を判断する採点競技だから、まず、胸を張って歩く、堂々と強者の姿勢を示すことで自分も周りも見る目が変わる。五輪のために楽曲を一から作った。選手が疲れている後半は手拍子が起きるようなリズムにして最後は爆発的な盛り上がりを印象づける。水着も身長差が目立たない色合いを考え、仕上げの装飾は選手の母親達に縫い付けてもらった。厳しい顔の裏に、選手一人一人に寄り添うコーチの姿があった。
 全てはメダルのために、「逆算の考え」を聞くうちに、僕の身近にも同じような考え方をする人が居ることに気づいた。父の三浦雄一郎だ。父も又「エベレストから直滑降する」 「八十才でエベレストに登る」 「八十五才でチョオユーをスキーで滑る」などとまずは大風呂敷を広げる。実際には不整脈や骨盤骨折でそれどころではなかったりするのだが、遠い目標を定め、そこに向かって鍛錬を重ねるうちに最後には辻つまを合わせて成功を手にする人である。札幌農学校(現北海道大)を開校した、ウイリアム・スミス・クラーク博士は 「少年よ、大志を抱け」と言った。だが志を立てるのに年齢は関係無いのだ。

三浦雄一郎さんはTVCMなどでよくご存知だと思いますが、息子豪太さんもスキー学校など幅広くスポーツ界で活躍しておられます。井村先生については過去何度かこのレターシリーズでも書いたことがあります。まず、ゴールにメダルありき、現状の足下を見て、そこまでの乖離を埋めながら、あるべき姿に近づけていく、逆算の考えで進めていくのです。まずは大風呂敷(大きな目標)、を広げる。今すぐ出来ないことも能力は未来進行形と捉えて出来ますと答える。それに向かって鍛錬を重ねる、つまり勉強して自分の技術を高める、場数を踏んで鍛える、できる自分に近づける。しんどい鍛錬、場数の中で確乎不抜の志を立てる、今は出来ないけれど、いつかこうなるぞ、いつかやるぞ、と心に念じる。すると、必ずその目標は達成できます。八十才でエベレスト、といった鉄人技はとても、という人でも、人生二度無し、自分がこの世の中に生まれたお礼をここに残す事はできます。自分に何ができるか、その志を新たに、新年を迎え、ご自身の人生も仕事も豊かに楽しんでいきましょう。本年も本当にありがとうございます。よいお年をお迎えください。
   
日本電子工業株式会社
山之口良子


プレッシャーがあるからこそ・・・

2017年12月15日 [ 社長コラム ]


早いもので十二月も半ばになりました。今月は、倫理研究所十一月今週の倫理より書きます。

プレッシャーがあるからこそ、人生はおもしろく、張り合いもあり、愉快でもある。
 圧力があるから、それに耐えるという張りが出てくるのであり、圧迫があるから、それを跳ね返そうという気力が湧く。威圧感があるから、それを利用したり、また抗しようとするこちら側の姿勢も強く出てくるのではないか。日常生活の中で自然に作られてくるプレッシャーはいくつもある。
親子、夫婦関係からくるもの、嫁姑、財産相続、病気、満員電車など数えあげればきりがあるまい。それに職場や学校など仕事や勉学の上でも、いくらでもプレッシャーは出てくる。
人間社会とはさまざまなプレッシャーが、いつでも起こり、苦しみ、悩むようになっているのだ。
問題はそうしたプレッシャーを、いかに乗り越え、いかに活用して人生に深い喜びをもたらす工夫をし、前進するかである。
毎日のように生ずる大、小のプレッシャーを、いかにわが身にこなして、養分に転ずるかである。
難しい時もあろう。押しつぶされそうになる時もあろう。しかし〈問題はここだ。このプレッシャーから英知を導き出すのだ〉と心にきざんで前進することである。
分をこえた大借金を背負って店もつぶれ、その日暮らしとなった。屋根裏に住み、食う物にも事欠くようになった。しかしまだこの身体がある。決心して清掃の仕事を始めた。まず道路のゴミを集め、落ちていたビニール袋につめ込んで「ありがとう、ゴミさんよ」と頭を下げる。
それを実行しているうちに、見ていた人があって「うちの荷物を向こうに運んでくれ」と頼まれた。
それがきっかけで正式に職につき、自殺をせずにすんだのである。似たような話はいくらでもある。
東京九段下でタチンボーという荷車押しをやって、それからそれへと仕事にありつき成功した大谷米太郎氏(1881~1966)の苦心談を知らない人は多い。今を時めくホテル・ニューオータニを興(おこ)したのは、この大谷氏に他ならない。
普通一般にはプレッシャーを押しのけようとしても、なかなか難しい。現に、ここに、こうしてあるプレッシャーなのだから、むしろそれを暖かく包み込んで、「ひとつ、よい知恵を授けてくれないか」と頭を下げて、そのプレッシャーに教えを乞うてみることだ。将来がどうなるか、そんな不安は後まわしだ。プレッシャーこそ、もっともよい先生なのである。

プレッシャーに教えを請う、知恵を授けてもらう、とは考えたことが無かったです。
確かに失敗に学ぶとか、適度なストレスは成長の元、とよく言われます。
プレッシャーから逃げようとする、ちょっと気の張ることは後回しにする等自分でやってしまっています。
こうなるとプレッシャーが更に大きくなって、避ければ避けるほど追いかけてきます。
一つがっぷり四つに組んで、胸を借りよう、先生よろしくお願いします、といった気持ちで体当たりすればよいと言うことですね。
大谷米太郎氏は、立志伝中の方とは聞いていましたが、この文章をよんで初めて調べました。
ホテルニューオータニだけでなく、鉄鋼業界の巨人で、大きな事業を一代で興し、現在も残っています。
思うように進まない仕事、時間が無くて完成度が低いまま出してしまう事など、プレッシャーや困難なことは毎日目の前にあります。楽しんでそこから学び、自らの器を広げていき、厚みもすごみもある仕事をやっていきましょう。
                           

日本電子工業株式会社
山之口良子


負の遺産は学びの宝庫。

2017年11月29日 [ 社長コラム ]


 あっという間に十一月、紅葉の美しい季節に歳の終わりが近づいてくると、気ぜわしいこの頃です。今月は十月二十五日倫理研究所、今週の倫理から書きます。

「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助氏は、戦国の名三武将である織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の特徴が表われた歌を見て、「鳴かぬなら それもまたよし ほととぎす」と詠ったと言います。
そして、社員に対し、「自分は、信長、秀吉、家康よりも偉い」と語ったそうです。
自身を三武将よりも「偉い」と言った松下氏は、信長の良いところを社員に伝えました。
次に、「秀吉はもっと偉い。それは、信長の良いところと悪いところを学んで活かしたから、秀吉のほうが信長よりも偉い」と言い、続けて、「秀吉よりも、家康のほうがもっともっと偉い」と語りました。
この内容を読んでおわかりのように、松下氏は「三武将の良いところと悪いところを学んで経営に活かしたから、自分は偉いんだ」と社員に伝えたかったのです。
これだけの話であれば、単なる社長の自慢話で終わってしまいます。しかし、この話には続きがあるのです。
「けどな、キミの方がもっと偉くなれるんや。信長と秀吉と家康とボクの良いところと悪いところを勉強して、仕事に活かせばええんや、だからキミが一番偉くなれるんや」と言ったのです。
つまり、先人の成功体験と失敗体験を学び、社長である自分をも反面教師として、自己を成長させる糧にしなさいということを社員に伝えたかったのです。人により価値観は多様です。
しかし、今まで自分が知っていたことであっても、捉え方を変えることによって、それが新たな学びに変わることもあります。松下氏のエピソードは、それを示してくれているのではないでしょうか。
本は、今を生きる私たちがより良い人生を歩むために、先人が遺してくれた人生訓です。
書物を通して新しい発見や気づきを得て、新たな人生の一ページを築いていきましょう。

さすが幸之助さん、たとえ話も秀逸です。
この論法で行くと、どこの会社でも、毎年入社する新人が一番勉強できるという事です。
先人に学ぶ、と良く言いますが、ともすれば良い事成功した事のみ着目しがちです。
失敗も駄目な点も学びです。歴史の中で、プラスの遺産も負の遺産もあります。
プラスの遺産は更に増やす、負の遺産はゼロまで持ってきて、更にプラスに転じる事が私たちの仕事です。
当社の場合、今は負の遺産がまだまだあります。これは学びの宝庫です。
考えるチャンスの山、成長の糧です。
あの西郷隆盛は子孫に美田を残さずと言ったとか・・・
つまり、苦難や課題を沢山残し次に渡すと、次世代が一生懸命解決しようと努力し、
さらに上のステージへ行けるという意味でしょう。
赤ん坊は何度転んでも歩くことを諦めず、必ず歩けるようになります。
私たちもそれにならって、七転び八起き、九転十起、転んでもただ起きない精神で進みましょう。
今月もありがとうございます。


日本電子工業株式会社
山之口良子


息をするようにイノベーションを起こす、イノベーションが普通の会社でありたい

2017年10月27日 [ 社長コラム ]


今月は日経新聞八月二十一日ダイバーシティ進化論コラム、ライフネット生命保険創業者、出口治明氏の"脱「メシ・フロ・ネル」から、生産性上げる「人・本・旅」へ"、について書きます。

ビジネスパーソンに今、最も必要とされる能力は何か。そう問われたなら、僕は迷わず「考える力」と答える。言い換えれば教養を身につけること。教養とは単なる知識の集積では無い。知識と知識を組み合わせ、応用しながら自分の意見を組み立て上げる力のことだ。日本経済が労働集約型の工場モデルから、サービス業中心の産業構造に転換したからだ。組織や上司に忠誠を誓い、残業をいとわず働き続ければ結果も評価もついてくる工場モデルの時代はとっくに過ぎ去った。自分の頭を使って考え、斬新なアイデアを生み出し、イノベーションを起こす力が働き手に求められている。自分の分野を深掘りしつつ、なるべく遠いジャンルの知識や時空を隔てたところで見いだされた知恵を取り入れることで、オリジナリティは強化され素晴らしいアイデアとなる。日々顔をつきあわせている同僚と飲みに行き、二十四時間議論したとしてもイノベーションは起こせない。遠いフィールドで得た気づきが豊かな発想を促し、生産性を高めるトリガーとなり得るのだ。長時間働き、家と職場を往復するだけのメシ・フロ・ネルの生活を人・本・旅の暮らしに切り替えなくてはならない。仕事では知り合うことのない様々な人に会い、色々な本を読み、興味を持った場所にどんどん出かけていく。脳を刺激し続けることで考える力も磨かれていく。「明日死ぬと思って生きよ。永遠に生きると思って学べ」 マハトマ・ガンジー

テレビのCMでよく見るライフネット生命は次々に新しいビジネスモデルを打ち出して、
生命保険業を変えておられます。出口さんは読書家としても知られています。
メシ・フロ・ネルの生活を変える、難しいでしょうか。
弊社では今期から七日連続休暇の取得を推進していますが、従業員の方には休暇を活用して、
是非、人・本・旅に切り替えていただきたいです。
弊社のような中小企業は常に変化、改革し続けることで存在理由を得られます。
大企業では出来ない、スピードと独自性で差別化します。
息をするようにイノベーションを起こす、イノベーションが普通の会社でありたいです。
その為にも他社の方とも交流し、本をモーレツに読み、行ってみたいところへ旅に出る・・・
やってみませんか?時間がない、お金が無い、できない理由は山ほどあるでしょうが、
無ければ無いなりの工夫でやれることはありませんか?
人生二度無し、一生を振り返った時に、この仕事に出会って良かったと思ってもらいたい、
そうありたいです。打ち込めば打ち込むほど自分に返ってきます。
今月もありがとうございます。

日本電子工業株式会社
山之口良子


いかに心をあわせるか~目標達成のために~

2017年09月28日 [ 社長コラム ]


昼間はまだ暑い日もありますが、少しずつ秋の気配が感じられる季節、虫の声も楽しみです。今月は八月ニ十日大阪府倫理法人会役員M氏のモーニングセミナーのお話を書きます。M先生は三十一年幼児教育を中心に教育と経営に携わりながら心理学を学びTA(交流分析)国際ライセンスをお持ちです。

心とは、口から出す空気、息、雰囲気。夫婦の仲が悪くなると子供はスクスク育たない。社長と社員が仲悪いと業績良くなるはずが無い。シンクロの井村先生がいつも言うのは、「結果が全て」。私がプロセスも大事だと言うと、「違う、プロセスを結果が出ない理由に使うな」と叱られる。福岡の高取保育園は、映画 はなちゃんの味噌汁 でも有名だが、高取の子供達は結果を出している。足の指の無い子でも登り棒を普通の子供と変わりなくする。一メートルの竹馬に乗れる。結果を出す食事(日本伝統の玄米食和食中心、子供達が自分で作る)、結果を出しているからテレビでも映画でも取り上げられる。うちの幼稚園でも食事はとても良いが結果が出ていないからどこも取り上げてくれない。井村先生は金メダルを取る、目標を必ず達成すると決めている。あなたの武器は何?他よりも上手なものは?足りないことは何?自分の問題点をわかっているかどうか。SWOT分析。会社でなぜ主任になった?と聞くと、言われたからと答える。これではモチベーション上がらない。未来を見つめているか。叱られるからする、褒められるからする、モチベーション全く違う。花に水やって欲しい、言われたからする、外的モチベーションと、子供達が花を通して変化を感じることを楽しみにしているからやって欲しい内的モチベーション、どちらが良い?どんな未来を作り出したいか、コミットするか。目標達成した後の利益の共有、他人に対する無形の価値を共有しないと前に進まない。

いつもながらハッとさせられる言葉が沢山あります。結果が全て、厳しい言葉ですが、結果を自分と約束し、それを守ると言うことは、自分に対する信頼貯金を殖やし、自分を信じる力を強め、自分のやりたい方向へ強く自分を引っ張っていく力になります。まあ、頑張ったし、目標達成できなかったけど、みんなも出来てないし、いいじゃないか、が続いていくとドンドン楽な方へ流れて行きます。それに気づかなくなっていくともっと怖いです。目標達成した後の利益、達成したらどんな姿になって、どんな気持ちだろう、周りの仲間は、家族は喜んでくれるだろうか、お客様の評価はどうだろうか、上司は喜んでくれるだろうか、色々想像してみてください。仲間や家族、色々な人たちの笑顔、喜び、賞賛、思い浮かべてみてください。そうなったら嬉しいですね。そこからどんな未来が見えますか。人間自分のためだけには頑張れません。人のためなら頑張れます。今月もありがとうございます。

日本電子工業株式会社 
山之口良子


伝わるスピーチの秘訣は"自虐的ギャグ"にある?!

2017年08月28日 [ 社長コラム ]


記録的な暑さが続きますが、夏はとても暑い、冬はすごく寒い、当たり前ですが良いことですね。
今月は日経新聞6月池上彰氏の大岡山通信 若者たちへコラム、「海外ではジョークが大切  伝わるスピーチの秘訣とは」について書きます。

 フェイスブックの創設者で、最高経営責任者(CEO)であるマーク・ザッカーバーグ氏が5月末に米ハーバード大学の卒業式で行った祝辞が話題になっています。
東京工業大学の講義で、この内容を取り上げました。
■ザッカーバーグ氏の自虐的ギャグ
 ザッカーバーグ氏はハーバード大学在学中にフェイスブックの事業を始め、これが爆発的にヒットすると、さっさと大学を中退。アメリカ東部のボストンを去り、西部のカリフォルニアに本拠地を移して事業に専念しました。「せっかくいい大学に入ったのだから、せめて卒業してから......」などとは考えなかったのですね。それが成功の秘訣でした。このあたりは、やはりハーバード大学を中退したマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏と同じでした。
ザッカーバーグ氏は米ハーバード大学に来賓として招かれ、卒業生らに祝辞を送った。
大学を中退したにも関わらず、卒業式に来賓として呼ばれ、祝辞を述べさせる。ハーバード大学の包容力もたいしたものです。
 祝辞の冒頭、ザッカーバーグ氏は、「あなた方は僕ができなかったことを成し遂げた」と卒業生を持ち上げます。これ、本人は中退したので卒業できなかったことをネタにした自虐的なギャグです。
これを受けて私は、「君たちも将来、海外でスピーチをすることがあるだろう。そのときには、必ずジョークで笑いを取ってから始めなさい」とアドバイスしました。
日本人はとかく真面目過ぎて、話が面白くないと思われてしまうからです。
軽いジョークから始めれば、「この人は面白い話をしそうだ」と観客が身を乗り出してくれるはずです。
とはいえ、なかなかジョークから始めるのはむずかしいもの。
そこで私は、たとえば次のようなものはどうかと提案しました。
「日本人は真面目でジョークから始めることができません。それどころか、開始時間が遅れたとか、予定通りに進まないとか、とかくお詫(わ)びから話し始めることが多いのです。
 というわけで、私も、本日はジョークが思いつかないことをお詫びします」
 これも自虐的ギャグです。人はつい自慢をしがち。でも、他人の自慢話など面白くありません。自分の失敗や欠点、能力のなさを紹介することで、親しみを持ってもらうことができるのです。
ザッカーバーグ氏は、さらに自虐的ギャグを積み重ねます。
自身がハーバード大学で最初の授業に出席する際、Tシャツを前後逆に着ていたため、周囲の学生が声をかけてくれなかったという失敗談を披露したのです。「あのザッカーバーグでも最初はそうだったのか!」。聴衆は急に親近感を持つはずです。

■具体例が説得力高める
 スピーチで大事なのは、自分の言いたいことを裏付ける具体例を提示すること。抽象的な話ばかりでは説得力がないからです。
 ザッカーバーグ氏が持ち出したのは、かつてジョン・F・ケネディ大統領が米航空宇宙局(NASA)を訪問したときのエピソードです。ホウキを持った清掃員に何をしているのかと尋ねたところ、清掃員は「私は人類を月に送る手伝いをしているのです」と答えたというのです。
 この挿話から、ザッカーバーグ氏は何を言いたかったのか。それは、「目的」の大切さでした。では、「目的」には、どのような意味があるのか。
 ここで紙数が尽きました。続きは次回にしましょう。話をここで中断するのは、読者のあなたに「次も読んでみよう」と思ってもらおうという「目的」があるからですが。

 有名なザッカーバーグ氏もスピーチには苦労されているようです。是非自分のスピーチに取り入れたいです。NASAの清掃員の答えは素晴らしいです。普通なら見てわかるでしょ、掃除しているんです、と答えそうです。組織では、上から下まで目的によって串刺しされて、どこを切っても同じ目的面が見えるというのが理想です。当社の目的はなんでしょうか。全従業員の物心両面の幸せ、お客様に安心、安全をお届けし、社会に貢献すること。毎日の朝礼で事業の目的を唱和しています。それをブレイクダウンした自分の仕事の目的、意義を毎日考えていますか。これが無いと作業になってしまいます。流されて行くだけです。
事業の目的を果たすために、全社目標、部門目標があり個人目標があるので、その方向性を合わせる必要があります。皆さんの頑張りが同じ方向に向かって2倍にも3倍にも生きるように、上司とともに方針と戦略を進めていきます。目標管理はとても大切なのです。これは上司が管理するものではなく、自分で目標進捗確認する必要があります。
ノルマと目標は違います。大きな目標は人を育てます。必死で背伸びして創意工夫するからです。大きな目標に向かって、仲間に感謝、今日の仕事に感謝して進んで行きましょう。今月もありがとうございます。

日本電子工業株式会社
代表取締役社長 山之口良子


The future is now~今が未来~

2017年07月28日 [ 社長コラム ]


今月は六月十二、日本政策金融公庫南友の会「激動する世界経済と日本のゆくえ」
明治大学教授 蟹瀬誠一氏 について書きます。

世界経済はトランプ大統領が何をするかわからないと振り回されているようだが、選挙公約39項目をやると言ってやっているだけ。短期の経済予測は当たらない。フォーチュンの統計で、専門家と素人の予想の当たる確率全く同じ。専門家の意見は参考程度にする。最近のイギリス、フランスでのテロ多発は、世界中で搾取してきたからで、仕返し。
 経営者は何があってもあたふたしない。決断しなくてはいけない。政治に頼らない。
リーダーは待っていると弱さに繋がる。私の父が松下電器に勤めていた。偉大な経営者。
不況の時にこそ儲ける。うまくいかない要因を外に求めるのは経営者が駄目。不況時も一人も首を切らないで、山のような在庫を全社員で売りさばいた。一年で無くなった。
不況は必ず終わるという信念。人が大切。不況後、白物家電が飛ぶように売れた。
究極のあり得ない決断をしたのはヘンリーフォード。工員の給料を倍にし、社外では彼らがお客様になる、T型フォードを800ドルから350ドルに値下げし、労働者がドンドン買い、利益倍増した。
外国人から見ると日本のおもてなしは表面的で心がこもっていない。
サービスって何だろう?アメリカのノードストーム百貨店アラスカ店、新品タイヤを返品しに来た客。
そこではタイヤを売っていないのに、返品を受け付けて店員が褒められた。あなたがお客様にとって最も良いと思う決断をせよ。レシート無しで返品受付。ライバル店にしか無い物なら、そこへ買いに行って売る。
儲からないじゃ無いか。消費者のことを考えてくれるという信頼が高まる。
サービスは伝説になるまでやれ、信念を持って。虎屋、長く生き残るには、現場で働く人の判断を大切に、無理な資金調達をしない。シュンペータはイノベーションとは、新製品、アイデアは色々なところにある、水をペットボトルに入れるだけでガソリンよりも高く売れる。新しい原料 ユーグレナなど。
これからどうなるか、フォーキャスティングはやめる。
バックキャスティング、こうなりたいからバックして今何をやるべきか考える。
マメットウイルソン、The future is now.

まさに「The future is now.今が未来」という気持ちで今を大切にしたい、今を一生懸命生きたい。バックキャスティング、つまり、なりたい姿からバックしてきて今との乖離を埋めるというやり方は理にかなっていると言うことです。サービスは信念を持って、伝説になるまでやれ、ここまで私たちはやれているだろうか、まだまだ表面的なのだろうか、20年、30年先に伝説として語られるサービスをやれているか、製品を作れているか。今日ただ今、これ以上できないほど真剣にやり切る、すると仕事と自分が一つになる気持ちになります。今月もありがとうございます。

日本電子工業株式会社
山之口良子


他人・環境責任論から原因自分論への変換が現状の壁を破る。

2017年07月18日 [ 社長コラム ]


今年の夏も暑くなりそうです。今回は、6月8日中小企業投資育成(株)年輪会「壁を破る発想法」元日本ゼネラルモーターズ社長 佐藤満氏 について書きます。
佐藤氏は平安神宮の神官の家に生まれ、世界40ヶ国を放浪、31才で本田技研工業に入り、ブラジル、タイで勤務。VWジャパン社長、日本GM社長を歴任。


組織の力量の差はリーダーで決まり、取り巻く環境を理由にすれば成長は止まる。
他人・環境責任論から原因自分論への変換が現状の壁を破る。
会社はつぶれるように出来ている。衰退カーブを上向きにする事がリーダーの役割。
そのためには全てのベクトルがお客様を増やす為に何をするか、自分たちの商品やサービスをほしがるお客様を日、週、月、年、期を追って増加させるのが経営努力。
売り上げは元気、利益は自信、マーケットシェアはお客様の信頼の量。
マーケティングをやる会社はつぶれない、セールスする会社はつぶれる。
今年の売り上げの30%が五年間に出てきた新製品で占められなくてはならない、3Mの30%ポリシー。
KFS(成功の鍵)を常に求める。
ユニクロ柳井社長の最大の課題は、通行人全員を店に引き入れて買ってもらう事、それで東レの前田社長に頼んで、着ればぽかぽかする下着できますか?と頼んだらヒートテックができた。
2,3年先の姿を語り続ける。人より半歩か3分の1歩先を見ようとする力、決断力、実行力。
ノープレイ、ノーエラーからの脱却。全て考動、お金は有限、知恵は無限。
生産100+販売103+サービス110+商品開発力200。
つまり、生産を上回る販売をすれば在庫がだぶつかない。
タイのプミポン国王にホンダの車を献上して乗ってもらったら、タイで爆発的にホンダ車が売れた。


なかなか型破りなお話で全てご自身の経験なので、非常に説得力があります。
原因自分論に転換すると運を味方にすることができるそうです。元は自分、ですね。
失敗はすぐ忘れる、過去と他人は変えられない、自分と未来は変えられる、失敗はもう過去だ、とも仰っていました。何もしないで失敗しないよりも(ノープレイノーエラー)まずやってみて失敗して学習する方がよほど価値が高いです。2,3年先の姿、描いていますか。夢を語っていますか?
リーダーも課員も大風呂敷を広げ語り合いましょう。見えなくても見ようとする事が大切です。
蟹は自分の大きさに似せて穴を掘ると言われます。自分の仕事のスケールは、自分の器以上にならない、だから人間力、器を大きくするために、利他の心、感謝する心を養い、仕事を通して自分の心を錬磨するのです。壁を破ると違う景色が見えます。楽しみながら破っていこう。
今月も有難うございます。

日本電子工業株式会社
山之口良子



三段活用法で人生ジャンプ!!

2017年06月28日 [ 社長コラム ]


梅雨の雨模様も、ものなりが増える慈雨と思えば有り難いこの頃です。
今月は五月十五日日経新聞、明日への話題コラム、
アサヒグループHD会長 泉谷直木氏の「みる・きく・おもう」について書きます。

 少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず、とは朱子の言葉である。
寸暇を惜しんで常に勉強していなければすぐに年を取ってしまうぞとの学問の勧めである。
若い頃は思い出すことは無かったが、三十代で管理職になった頃からこの言葉が自分への警句として重くのしかかるようになった。自分の人生の先行きを考えるようになったからだ。
 しかし仕事は忙しくゆっくりと勉強をしている時間は無かった。
それでもなんとかしなければと工夫して編み出したのが「何でも三段活用法」だ。
日常的に無意識に行っている行動に意味を持たせ、自分磨きに挑戦していくことにした。
 例えば、目に見えている「見る」から意図を持って「視る」に、そして全体像を捉える「観る」に視座を上げていく。耳に聞こえている「聞く」から相手に尋ねることを含めた「訊く」に、そして聞いた内容を理解してそれに応える「聴く」へと論点を高めていく。単に思い浮かべるだけの「思う」から大切なものとして気にかける「想う」に、さらに実現する事を強く願う「念う」へと意欲を引き上げていく。
 この勉強法のおかげで、五十代六十代と馬齢を重ねてきたが、若い世代の意欲を失わずに人生を送ってこられた。上司と部下のコミュニケーション、組織運営にも活かすことが出来た。
先行きに夢が描けない若者もいると聞くが、何でも三段活用法で普遍解をつかむ方法を試してみてはいかがだろうか。

 資格試験に挑戦、でも時間が無い、なんとかしなくちゃと思いながら日が過ぎていく、出来ない理由をつい並べたくなってしまう。一度去って行った時間は二度と戻ってこない、人生二度無し。
 しかし二十四時間はどんなお金持ちにも貧乏な人にも平等に与えられています。
三段活用法でみる・きく・おもう を深化させて、有意注意で毎日を過ごしてみると、今までなにげに見て気づかなかった景色がとても美しく見えたり、それを感じる自分の心をふりかえって観ると、足を止めて心の目で観たからだった。
上司の言葉をうるさいなと聞こえているだけだったが、身体を向けて訊いてみたらいつもと違った受け止めができて、思わず乗り出して話を聴くことで、新たな解決法が見つかった。
うーんうまくいかないなーと電車の中で思っていたら、前の人が読んでいる新聞の見出しで感じることがあり、自分のやりたい想いはなんだ、と掘り下げていくと、そうだ私はこうなりたい、こうする、と強く念うことができた。
きっとこんな三段活用法で人生も仕事も豊かに深くなり、ご家族の幸せにも繋がって行きます。
三段活用法で人生ジャンプです。今月もありがとうございます。

日本電子工業株式会社
山之口良子


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