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20代をどう生きるか

2023年02月28日 [ 社長コラム ]


早くも二月も過ぎてゆき、梅も咲き始めました。
春が待ち遠しいこの頃、更に活動を強化されていることと存じます。
今月は、月刊致知二月号、二〇代をどう生きるか、
日本を代表するデザイナー、コシノジュンコさんの
「コンプレックスは武器になる」について書きます。
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若いうちは十分なお金がないことが
行動の障害になっている人も多いことでしょう。
けれどもお金がなければ何もなせないかというと
決してそんなことはありません。
学校を出て間もなくパリに行ったときは、
手元に十分なお金はありませんでしたが、
絶対に行くしか無いと考え、必死でお金をかき集めて実現しました。
おそらくお金に余裕のある境遇でパリに行っていたら、
きっとあそこまで真剣に学ぶことはできなかったと思うのです。
コンプレックスとの向き合い方も同様です。
例えば日本人はどんなに逆立ちをしても西洋人のようにはなれません。
だからといってそれを卑下することはありません。
その違いこそが価値であり、大事な勝負どころ。
考え方次第でコンプレックスは武器になると思うのです。
若い頃の私は人前で岸和田弁を話すことが恥ずかしく、
上京してしばらくはずっと無口な人間でした。
けれども、デザインで成功を果たしてからは、
逆にそのコンプレックスがチャーミングな個性に変わったのです。
私がこれまでに出会った成功者は、
どなたもコンプレックスを武器にして成功された方ばかりでした。
その意味では、人間は満たされない方が
かえって良いのかもしれません。
お金にしろ、コンプレックスにしろ、
常に何かしら満たされないものがあるからこそ、
それを克服しようと努力や工夫を重ねていく。
あれをやりたい、これをやりたいと挑戦していく中でこそ、
生きている手応えを最も得ることができると思うのです。
私は今日まで自分の年齢を考えずに生きてきました。
若い頃は軽く見られるのが嫌で隠し、
今は新しいことに挑むのを反対されるのが嫌で
年齢に触れないことにしています。
挑戦する人間にとって年齢は邪魔。
今後も年齢不詳のまま思いっきり挑戦を続けていきたい。
二〇代を生きる方々にもご自分のビジョンをしっかり掲げて、
挑戦し続けていただきたいと願っています。
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二〇代をどう生きるかという記事ですが、
全年齢に当てはまるお話です。
私も年齢と体重を忘れて生きています。
稲盛塾長も仰ってます、何もかも揃った大企業の研究開発よりも、
ないないづくしで創意工夫を重ねた京セラの研究開発は
成功するまで諦めないので成功率は一〇〇%で高いのだと。
お金が足りない、能力が足りない、設備が無い、
人が足りない、時間が無い、など、中小企業はないない尽くしです。
さて、この中であなたは外的要因のせいにして諦めますか。
どうせ無理、できっこない、私の仕事じゃ無い、
と思うと道は閉ざされます、自分で閉じてしまうのです。
打つ手は無限、何か方法はないか、何かあるはずだ、
人に聞いてみよう、無いならあるもので工夫してみよう、
手が足りなければ仕事の仕分けをして
優先度高いものから時間を使ってみよう。
つまり第二領域にある仕事を優先するということです。
(重要度が高いが急がない仕事、例えば主要製品の品質向上)
こういった行動習性がつくと、無い無い状況に陥っても
にっこり笑ってエイッと扉を開いて新しい道に出ることができます。
年齢を問わず、皆さんの前には未来しかありません。
過去の失敗は成功への大切な学びです。
後ろをみて反省し、もっと良い方法を探して進んで行きましょう。
人生も仕事も豊かになります。
今月もありがとうございます。
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株式会社JEI
山之口良子


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