冬に多発するウイルス性の食中毒にご用心!!
2015年11月27日 [ 健康経営通信 ]
11月:冬の食中毒
~冬に多発するウイルス性の食中毒にご用心!!~
"食中毒"というと、夏場を連想される方が多いのではないでしょうか・・・?
確かに夏場は、病原性大腸菌やサルモネラ菌といった細菌が多く発生する「細菌性食中毒」
に気をつけなければいけません。しかし、食中毒に気をつけるのは夏だけではありません。
ここ数年、"ノロウイルス"という言葉がよく聞かれるようになりました。このノロウイルス
は、呼称からも分かるように、細菌性からくる食中毒・・・ではなく「ウイルス性」からく
る食中毒なのです!ノロウイルスはあくまで代表的なウイルス性食中毒であり、その他にロ
タウイルスといったものもありますよね。発端は食中毒であっても、ノロウイルス等は感染
力が極めて強く、人から人へ感染して広がっていきます。
ですから、発生した場合は初段階での適切な対処をして感染拡大を防ぐことが大切です!
◆予防方法は・・・?
1.こまめな手洗い:帰宅直後・調理前後・食事前・トイレの後など、こまめに石鹸を使って、
指の間、爪の内側まで丁寧に手洗いしましょう。
2.栄養/運動/睡眠:体調不良になるとウイルスへの抵抗力が低下するので、普段から適度な
運動を行い、栄養や睡眠などを十分にとって体調を管理しましょう。
3.魚介類の加熱処理:魚介類を調理する時など「生食用」と表示のないものは中心部を
1分間85度以上で加熱しましょう。
4.調理器具の消毒:まな板やふきん等台所の調理器具は水で薄めた家庭用塩素系漂白剤で
消毒をしましょう。
◆感染拡大を防ぐポイント!!
1.便や吐いたものを片づける時は、使い捨ての手袋やマスク、ペーパータオルを利用し、
処理後はビニール袋に密封し、家庭用の塩素系漂白剤など消毒液を加えて処分して下さい。
2.汚れた床や家具、衣類も同様、水で薄めた家庭用塩素漂白剤で消毒しましょう。
3.処理後は必ず自分の手も丁寧に洗いましょう。
◆抵抗力・免疫力をUPさせるには・・・?
1.多品目の食品を、1日3回の食事バランス良く食べましょう。
2.腸内の善玉乳酸菌を増やす食品を取り、腸内環境を整えましょう。(例:ヨーグルト、オリゴ糖など)
3.殺菌・抗菌・解毒作用のある食品をとりましょう。(例:タマネギ、梅干し、ハーブ、薬味など)