新型栄養失調に注意!バランスの良い食事を
2018年12月03日 [ 健康経営通信 ]
合掌 朝夕めっきり寒くなり冬本番と言ったところですが、皆さまにおかれましてはお健やかにお過ごしでしょうか。
さて、今号では新型栄養失調予防について考えてみます。 結手
ー新型栄養失調に注意!バランスの良い食事をー
●新型栄養失調 偏った食事の摂り方で鉄分、亜鉛、タンパク質などが不足する。
鉄分が多い食材は肉・レバー、しじみ、牡蠣、ひじき、納豆など、 亜鉛が多いのは牡蠣、
煮干、いりゴマ、干し椎茸などですが、こればかり を食べれば良いと言うものでもありません。
結局はさまざまな食品群を食 事に取り入れる必要があります。
●バランス良く食べるには → しょうおうしゃくびゃっこく
炭水化物やスイーツなど糖質の多い食品に偏ると、体の糖化(糖がたんぱく質を囲い込み AGE=終末糖化
産物、老化の原因物質に変化する)が進み、若い女性などは不妊の原因にな ります。
青黄赤白黒(しょうおうしゃくびゃっこく)の5色の食材、青(ゴーヤ、レタス、キュウ リ、ピーマン、
ブロッコリー、ほうれん草など緑色の野菜)黄(卵、トウモロコシ、レモン、バナナ、チーズ、蜂蜜な
ど)赤(トマト、人参、いちご、さくらんぼ、西瓜など)白 (玉ねぎ、白菜、カリフラワー、豆腐、牛
乳、ヨーグルトなど)黒(海苔、ごぼう、昆布、ひじき、黒豆、黒酢、黒糖、キノコ類)をそれぞれ3種
類ずつ常備し摂取することが望ましいのですが、これだけ常備しておくのが難しければ、他の食材との組
合せにより栄養価を上げる事ができます。ご飯は精白米を避けた方が良いのですが、胚芽米や、玄米の五
分づき・七分づき、雑穀などを用いるのが無難なように思います。
●五味、五色(青黄赤白黒)、五法 日本食は五味、五色、五法と言われ、見た目に綺麗で、味付けのバリエ
ーションがあり、栄養バランスが良いのです。
ちなみに五法とは「切る=生、焼く、煮る、蒸す、揚げる」の五種の調理法の事です。
今度そういう目で会席料理などを味わってみて下さい。
●栄養を乾物のトッピングで補う!
東京大田区羽田の居酒屋に親子豆腐というメニューがあり、注文してみました。
冷や奴に 納豆とネギがトッピングされていました。これにちりめんじゃこや干しエビをトッピングすれ
ば、鉄分、タンパク質に加えてカルシウムも摂れて栄養価が上がります。干しエビ、煮干し、
ちりめんじゃこ、鰹節、乾燥わかめ、ドライトマト、干し椎茸、ナッツ類、ゴジベリー、グラノーラ、
フライドオニオン等の乾物。トッピングではありませんが、高野豆腐や切り干し大根、乾燥ポテト、
麩、春雨なども使い出があります。
●お茶にも注意!
病院食で出てくるお茶はほうじ茶です。それには理由があるのです。
コーヒー、紅茶、緑茶、烏龍茶などは栄養素の吸収を阻害するからなのです。