8月22日(金)水掛け論
2014年08月22日 [ 広報ブログ ]
ある病院の、待合室での一幕です。
「こんなに待たせるなんて、どうなってるんだ!」と、突然男性の大きな声が響きました。
対応した看護師は、「『○○様は本日予約なしの外来ですので、診察が遅くなりますよ』と、受付の際に言ったじゃないですか。」と応えます。
しかし、男性は「そんなことは聞いていない。」の一点張りです。
互いに言い分を譲らず、口論は平行線。
周囲も二人の様子をあきれた目で見始めました。
些細なことがきっかけで、水掛け論に発展してしますケースはよくあります。
この二人のように、自分の主張を通そうと、つい我を張っていまいがちです。
こうした場合、「自分は正しい」「相手が間違っている」ということばかりに意識が向いていると、解決の糸口はなかなか掴めません。
「どちらが正しいか」よりも、「今、この状況で自分に何ができるか」という考え方ができたら、事態収拾への一歩前進でしょう。
もし、この男性や看護師の立場だったら、どのようにその場を収めますか。
今日のこころがけ◆今できることを考えましょう。
<引用:職場の教養8月号>
「言った」「聞いていない」という押し問答は、社内でも社外でも良くあります。
こんな時、例えば・・・
伝える側であれば『言ったつもりだったが、理解してもらえる伝え方ができていなかった。』と、自分を振り返って反省してみませんか?
聞く側であれば、『聞き漏らしたのか、理解できていなかったのか、最後に確認をしなかった。』と、自分を振り返って反省してみませんか?
だれもが「自分が正しい」「相手が間違っている」と思いたいものです。
今回の事例の場合・・・
男性は「あとどれくらいの待ち時間になりますか?」と尋ねるとか、
看護師も、お客様を待たせているのに違いは無いのですから、一言詫びて、「ただ、最初に・・・」と伝えるとか、ワンクッション言葉を挟む事により穏やかに話を終えることができることもあります。
今日のこころがけにある『今できることを考えましょう』にある通り、
今できる事を考え実行していたら直ぐ済むことが、
後回しにすることで、5倍も10倍もの時間と労力がかかってしまうことはよくあります。
一昔流行った『今でしょ』に通じる今日のこころがけを実践しましょう!
有り難うございました。