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話題の鬼十則―その心意気に敬意を表したい

2017年01月27日 [ 社長コラム ]



あっという間に一月も終わりに近づき、1年で最も寒い気候となってきました。インフルエンザ対策は万全ですか。
今月は、話題の電通鬼十則について書きます。

電通 鬼十則
1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2.仕事とは、先手先手と働きかけていくことで、受け身でやるものではない。
3.大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする
4.難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5.取り組んだら話すな、殺されても話すな、目的完遂までは
6.周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、長い間に天地のひらきができる。
7.計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8.自信を持て、自信が無いから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらがない。
9.頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10.摩擦を怖れるな。摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

今、良くない意味で話題の電通、ご存じのように世界最大の広告代理店です。
四代目社長吉田秀雄によって一九五一年に創られた電通マンの行動規範とも言える鬼十則という言葉です。
私自身二十年ほど前から、何度も読み返してきました。
これってブラック企業の話じゃないか、ではなく、稲盛塾長(京セラ名誉会長稲盛和夫氏)の哲学にも通じる非常に重要なメッセージが込められています。激変の現代、仕事は自分で創らないと誰も与えてくれなくなってきます。AIで現在の仕事は半分以上消えていきます。
仕事を受け身でやっていると、自分で考えなくなり、脳が退化していきます。自律的に働きかけて行った仕事は失敗しても必ず自分の実になります。一流の相手と仕事する、難しい仕事に挑戦すると一流のレベルと自分の差がよくわかり、無理矢理でも這い上がろうと努力しますから、知らない間にレベルアップします。結果にコミットすることに執着することができれば、違うステージに行けます。渦の中心になって巻き込むと人の力を借りることができ、大きな事ができます。巻き込まれるだけよりもずっと面白いです。
目標完遂には計画が重要です。船にも海図と目的地がなければ漂流することになります。
熱意は根拠のない自信につながります。周りに関心を持ちましょう。周りの力を味方にできます。
摩擦大いに結構、仲が良いほど侃々諤々、最良の答えを探り当てられます。この精神的バックボーンによって電通は競争の激しい広告業界で世界一なったのではないでしょうか。
否定する前にその心意気に敬意を表したいです。
今月もありがとうございます。

日本電子工業株式会社
代表取締役社長  山之口良子


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