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プレッシャーがあるからこそ・・・

早いもので十二月も半ばになりました。今月は、倫理研究所十一月今週の倫理より書きます。

プレッシャーがあるからこそ、人生はおもしろく、張り合いもあり、愉快でもある。
 圧力があるから、それに耐えるという張りが出てくるのであり、圧迫があるから、それを跳ね返そうという気力が湧く。威圧感があるから、それを利用したり、また抗しようとするこちら側の姿勢も強く出てくるのではないか。日常生活の中で自然に作られてくるプレッシャーはいくつもある。
親子、夫婦関係からくるもの、嫁姑、財産相続、病気、満員電車など数えあげればきりがあるまい。それに職場や学校など仕事や勉学の上でも、いくらでもプレッシャーは出てくる。
人間社会とはさまざまなプレッシャーが、いつでも起こり、苦しみ、悩むようになっているのだ。
問題はそうしたプレッシャーを、いかに乗り越え、いかに活用して人生に深い喜びをもたらす工夫をし、前進するかである。
毎日のように生ずる大、小のプレッシャーを、いかにわが身にこなして、養分に転ずるかである。
難しい時もあろう。押しつぶされそうになる時もあろう。しかし〈問題はここだ。このプレッシャーから英知を導き出すのだ〉と心にきざんで前進することである。
分をこえた大借金を背負って店もつぶれ、その日暮らしとなった。屋根裏に住み、食う物にも事欠くようになった。しかしまだこの身体がある。決心して清掃の仕事を始めた。まず道路のゴミを集め、落ちていたビニール袋につめ込んで「ありがとう、ゴミさんよ」と頭を下げる。
それを実行しているうちに、見ていた人があって「うちの荷物を向こうに運んでくれ」と頼まれた。
それがきっかけで正式に職につき、自殺をせずにすんだのである。似たような話はいくらでもある。
東京九段下でタチンボーという荷車押しをやって、それからそれへと仕事にありつき成功した大谷米太郎氏(1881~1966)の苦心談を知らない人は多い。今を時めくホテル・ニューオータニを興(おこ)したのは、この大谷氏に他ならない。
普通一般にはプレッシャーを押しのけようとしても、なかなか難しい。現に、ここに、こうしてあるプレッシャーなのだから、むしろそれを暖かく包み込んで、「ひとつ、よい知恵を授けてくれないか」と頭を下げて、そのプレッシャーに教えを乞うてみることだ。将来がどうなるか、そんな不安は後まわしだ。プレッシャーこそ、もっともよい先生なのである。

プレッシャーに教えを請う、知恵を授けてもらう、とは考えたことが無かったです。
確かに失敗に学ぶとか、適度なストレスは成長の元、とよく言われます。
プレッシャーから逃げようとする、ちょっと気の張ることは後回しにする等自分でやってしまっています。
こうなるとプレッシャーが更に大きくなって、避ければ避けるほど追いかけてきます。
一つがっぷり四つに組んで、胸を借りよう、先生よろしくお願いします、といった気持ちで体当たりすればよいと言うことですね。
大谷米太郎氏は、立志伝中の方とは聞いていましたが、この文章をよんで初めて調べました。
ホテルニューオータニだけでなく、鉄鋼業界の巨人で、大きな事業を一代で興し、現在も残っています。
思うように進まない仕事、時間が無くて完成度が低いまま出してしまう事など、プレッシャーや困難なことは毎日目の前にあります。楽しんでそこから学び、自らの器を広げていき、厚みもすごみもある仕事をやっていきましょう。
                           

日本電子工業株式会社
山之口良子

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