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ブラックサンダー秘話

2022年07月15日 [ 社長コラム ]


新型コロナ、半導体、戦争、材料高騰など、
世の中は明るい話題が少ないですが、
試練は愛、ピンチはチャンス、この中でも
仕事ができるJEI、皆さんの努力のおかげだと
本当に感謝しております。
今回は日経新聞ヒットのクスリコラムから
「ブラックサンダー秘話」を書きます。
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ダンサーのラッキィ池田さんが、
ダンサー仲間のSAMさんと
「なぜダンスの世界で生き残れたのか」という
会話をした記事が記憶に残っている。
「才能か?努力か?」と議論した結果、
結局「やめなかったこと」で意見が一致したという。
一九九四年発売のチョコ菓子ブラックサンダー、
今春、ファミリーマートとコラボしたフラッペは
約一ヶ月で五六〇〇万杯を販売。
今やシリーズ合計で年二億本を出荷するこの人気菓子が
生き残った理由の一つがまさに「やめなかった」ことだ。
チョコバーや大手メーカーのOEMを手がけていた有楽製菓。
新しい味を追求した。
ネーミングも戦隊シリーズを意識して
BLACK THUNDERに決定。
子供に英語表記がわかりにくい、
三十円という値段の高さも敬遠された。
一旦販売休止に追い込まれる。
なぜか九州で人気が根強く、九州の担当営業者の熱意で
立て直そうという機運が生まれた。
ネーミングもカタカナに変更した。販路拡大にも動いた。
大学生協だ。大学生には三十円は安い。
謎の菓子として若い世代に広がっていった。
生協で売り出した頃、現在の河合社長は大学生だった。
友人からブラックサンダーっておいしい、と聞かされ
初めて実家が作っているお菓子だと知った。
人気を決定づけたのは、体操のレジェンド内村航平氏だ。
〇八年北京五輪前にブラックサンダー好きを公言し
一気にブランド認知度を高めた。
明治の人気乳酸菌飲料R-1も最初は苦戦したが、
製品の価値に自信を持ち、やめなかったことが奏功した。
粘りと熱意は消費者に電流のように伝わり、
やがて熱烈なファンを生む。
ロングセラーとは我慢とも言い換えられるようだ。
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ブラックサンダー、ご存知ですか。
世の中ロングセラー商品と呼ばれるものが色々ありますが、
ロングセラー商品とは我慢商品なのですね。
我慢というと苦しいことのように思いますが、
稲盛塾長の仰る、成功するまであきらめない、
やってやってやり抜く、という意味なのです。
壁に当たると、うまくいかないとすぐあきらめてしまう、
これこれが悪いからだと他のせいにしてしまい、
そこで思考が止まり、道は開かれません。
元(原因)は自分、自分に視点を向けないと思考は進みません。
何か方法は無いだろうか、
粘りと熱意で考え続けると何か浮かんできます。
頭を抱えていると、誰かが手を差しのばしてくれます。
JEIも六〇年お客様に生かされてきました。
この年月を支えていただいた感謝を込めて、
事業の伸張を諦めない。
JEIだからできること、JEIしかできないこと、
を追求し、ヒット商品を出し、
それがロングセラー商品になるよう育てて行きましょう。
今月もありがとうございます。
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株式会社JEI
山之口良子


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