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甦るオワコン

2024年09月27日 [ 社長コラム ]


今月は日経新聞7月7日 NEO-COMPANY
甦るオワコン について書きます。
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古豪企業、創業から100年以上の主要企業の
時価総額は10年で2.6倍となり、アップルなど
米国の主要100社の伸びに迫る。日本で初めて
鉛筆の量産を始めて137年、幾度も危機に
直面してきた三菱鉛筆。'20年コロナが流行し始め
文具の注文が日を追って減った。
0になったら会社はいつまで持つか。
余命は2年だった。
あらゆる経費を抑えたが追いつかない。
効いたのが拡大を急いできた海外の稼ぎだ。
人口減とデジタル化の大波が同時に市場を削る。
10年後に消える会社とよく陰口をたたかれた、と
数原社長は語る。
資金を米欧での販売網作りに回し
'22年度に初めて海外の売上高が国内を逆転した。
ブランドの認知度が海外で高まりつつある。
支えるのは商品の独創性だ。米欧で売れ筋の
水性ボールペン、価格は3本で8ドル(1300円)と
競合よりも5割高い。
書きやすさに加え、気圧が低くてもインクが
漏れづらい設計。飛行機で安心して使えると
ビジネスマンから人気だ。数十年蓄積し続けた
インクの粒子を均一に保つ技術が生んだ。
売上高に占める研究開発費の比率は5%と
競合の2倍超ある。次の時代を見据えて
種をまき続ける会社だけが年輪を刻めることを知る。
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100年企業もあぐらをかいていられる時代でもなく
生き残りをかけた新分野進出や
海外市場の開拓など、今の延長線上から離れて
挑戦しています。
瀕死の三菱鉛筆が復活した要因は
得意技を極めた製品開発、そして海外市場へ
飛び出していったことです。
米欧にも古参の文具メーカー、ブランド力のある
メーカーがひしめき合っている中、得意分野で
売れ筋商品を投入して、独自の地位を築いたことで
過去最高益を上げることができたのです。
「どうせ無理」「うちなんか」やる前から諦めず
強みを強めて、自社だから出来ること
自社だけが出来ることをお客様に
提案し続けるために独創性を磨き
新しい市場を魅了し続けて行きましょう。
今月もありがとうございます。
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株式会社JEI
山之口良子


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