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内向きの若者に世界を

2024年10月28日 [ 社長コラム ]


今年もあと2ヶ月となりました。
今月は日経新聞4月1日、夢を語りはじめた経営者
日本航空鳥取三津子社長
内向きの若者に世界を について書きます。
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航空機が燃えていた。
1月2日午後6時前自宅のテレビの映像、
部下から携帯メール、炎上中なのは日航機、
すぐに携帯が鳴った。乗客乗員の全員が無事。
本社に向かう車中、頭から離れなかったのは
乗務員の姿。自身も客室乗務員を30年務めた。
避難訓練の総責任者も担い、訓練を繰り返し
指揮してきた。火災からの脱出の難しさを
誰よりも知る。死者ゼロ。確信した。
訓練だけではない、乗務員の強い使命感が
乗客を守った。会社人生は失うことの連続だった。
入社した日本エアシステムは日本航空に吸収され、
その日航も破綻。
新型コロナ禍で乗務員の仕事も消えた。
しかし信念は失わなかった。安全であってこそ
自由な移動も守られる。
夢をたどると新入社員に行き着く。
国内線に乗務しながら東京に行ったきり
戻ってこない人たちを手軽に行き来できるように
することはできないか。その後国際線も担当し、
人々の自由な移動が相互理解や
町の賑わいの基だとの思いを強くした。
世界は大きく変わった。現地に行かなくても
インターネットで世界中の情報が手に入る。
仮想空間で観光までできる。
それでも、人と人とのつながりがあって初めて
真の世界を知ることが出来る。
旅客動向を見る度、危機感が募る。
若者がコロナで更に内向きになった。
夢は誓いでもある。
飛び続けて世界を知る機会を広げる。
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今年新たに社長になられた鳥取さん
初の女性社長であり
客室乗務員からの社長も初めてです。
あのヒエラルキーの権化のようなJALに
軽やかに登場され、同じ女性として嬉しい限りです。
私はJEIに応募してこられる学生さんたち
「海外へ行ったことがあるか」を毎回聞きますが
行ったことが無いという人が殆どです。
私の学生時代は海外旅行や留学が憧れでした。
行ってみると、楽しいこともありますが、
うちひしがれて帰ってくることもあります。
「なんて日本は良い国なんだ。
でも私はその良さを説明出来ない。」
「外国で日本のことは誤解されている。」
「知られていない。」など、
色々なことがわかりました。
外国の人たちの文化や言語を知ることで、
行動や考え方の背景が理解できます。
日本に居て日本人だけ見ていると分かりません。
JEIでは今年1月には社員2名が
米国ラスベガスで開催のCES(電子機器見本市)に
参加しました。発見、衝撃多々あったようです。
ネットやバーチャル空間の体験知識も役に立ちますが
リアルに自分の体で五感で感じる外国は
あなたの論理的思考に
大きな一石を投じてくれるでしょう。
外国にも是非行ってみましょう。
日本人で良かったと思いますよ。
今月もありがとうございます。
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株式会社JEI
山之口良子


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