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当たり前を当たり前に

2025年07月28日 [ 社長コラム ]


今月は致知 2025 年 8 月号、都城市長 池田宣永氏、
当たり前のことを当たり前に、について書きます。
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宮崎県都城市は 2023 年度のふるさと納税で
2 年連続 5 度目の日本一に輝いた。
私は市長として重視しているのは自治体経営です。
要となるのは人、職員です。
私は常々チャレンジこそが仕事であり、
ルーティーンは作業と考えてきました。
挑戦を重ね市民のために結果を出す仕事をしようと
職員に発破をかけたものの具体的な改善策は浮かばず、
暗中模索の日々が続きましたが、市長に就任して 2 年目に
稲盛和夫さんのインタビュー記事を読んだことが分岐点になりました。
盛和塾にも入塾し、貪欲に学んでいきました。
公務員よりも公務員らしいJALの社員を変えることができたなら、
市役所でも通用すると素直に思えたのです。
リーダーである私が根気強く何度も職員に直接伝え続けることです。
ふるさと納税は 2008 年スタート、
都城市は 2013 年 960 万で全国 266 位でした。
目に見える結果を出す事が知名度向上の原動力になると改革に乗り出しました。
日本人にとって一番キャッチーなのは日本一です。
富士山はだれでも知っているが二番目に高い山は殆ど知らない。
都城市は牛豚鶏肉、焼酎生産量日本一です。
2 つの名産に特化しました。
多くの業界から不満が出ると職員からは総スカンでした。一歩も譲りません。
文句を言われたら市長のセイにして良いからと
肉と焼酎に特化した戦略を押し通したのです。
半年で前年の約 50 倍 5 億円を集めることができました。
本来の目的を忘れて目先の成果を追い求めていれば
今の都城市はなかったでしょう。言行一致で道は開けます。
フィロソフィを追求する道にゴールはありません。
一生鍛錬の気概で当たり前のことを疎かにしない、
日々自己を磨き人間力を高め続けることで
個々人の人生組織は発展していくと実感しています。
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確かに日本で二番目に高い山は知らないです。
日本一となると注目度が全く違います。
JEIは電気錠日本一を目指します。
東京都とか大阪府とか大都市に位置するわけでもなく、
過疎に苦しむ宮崎県の山の中の都城市が
ふるさと納税で 2 年連続 5 度目日本一になるには
こういった努力があったのですね。
いくら肉と焼酎が有名でも、それを推進する人、
職員に情熱、心がなければこんな結果は生まれません。
フィロソフィ実践で挨拶が変わり、サービスが変わり、
役所全体が変わっていった。たかが挨拶ですが、
遠回りに見えて地道な努力の積み重ねが
ふるさと納税日本一のゴールに到達する一番の近道だったのです。
企業は人なり、人が企業を興す、JEIの理念にもありますが、
企業の売上利益は天から降ってくるわけではない、人が創るのです。
JEIパーソンお一人お一人がJEIの事業を興していきます。
心を高め経営を伸ばして行きます。今月もありがとうございます。
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株式会社JEI
山之口良子


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