MENU

目標設定と達成

2014年01月10日 [ 広報ブログ ]


今日は、毎月送られてくる『月刊 社会保険』1月号に掲載されてある「社員のキャリアアップが会社を育てる~これからの人材育成のあり方」に、とても年始にふさわしい事が書かれてありましたのでご紹介します。少し長いですがおつきあい下さい。


毎年「今年こそは!」「今年は挑戦!」と新年ならではの目標設定が浮かびますが、なかなかそれを実行することは難しいものです。どのようにすると目標が現実に近づくのでしょうか?


部下と自分の目標のために、まず、自分自身のこれからの目標設定と達成に向けて、過去の自分の目標の癖を見直しましょう。


①今まで、自分はどんな目標を掲げていましたか?

②その目標を設定した理由は?

③その目標はどのような形で終わりましたか?

④目標の結果がよかった場合の要因は?

⑤目標が達成できなかったときの阻害要因は?


この5つの項目をきちんと思い返してください。

あなたの目標設定に無理や他人事要因はありませんでしたか?

目標には、個人的な要因と外的な要因があります。

しかし、ここでは社会的なキャリアのための目標設定を考えていきます。


これからの社会には、常に自分の成長が新しいチャンスということも意識して働くことが必要です。

それは、キャリアの研究でもいわれています。


21世紀の労働は、学習であるという文献の一部を紹介します。

私はこの文章を読んで、40歳から新しい分野へ挑戦することを決めて、そして常に学ぶことが自分のキャリアにとって一番大切なエンジンだと考えるようになりました。


「学習は新しい形の労働」(Zuboff,1988, In the Age of the Smart Machine)の中に、「学習=ラーニングとは、知識の獲得・蓄積・創造を意味し、変化の激しい現代においては、今ある能力・スキルより、新しいスキルを獲得できる力=学習する力をもつことのほうが重要である。現代において働くということ、すなわちそれは、学習することと同じである」


とあります。この文章が私には、とても衝撃でした。

1990年代にインターネットの普及と進化とともに次々に私の身のまわりも社会も変化していきました。

そのときどきに何を学べばいいのか? とついていくのが必死のときに、この文章を読んできづいたことは、「これからはもっと変化が激しく早くなるのか。

それをいちいち恐れては前へ進まない。

これからは変化を恐れずに、何か新しいことを学ぶという姿勢と呼応道が必要なのか」。

そう考えると上司が私に与えてきた目標には意味があったと、当たり前ですが理解できました。


企業が社員に与える目標は、単にノルマ的な目標ではなく、個人の目標よりも広い視点や変化に対する過敏さは比べものにもなりません。

ですから、単に「企業から目標を押しつけられている」という意識を、「どうして企業や上司はこのような目標が必要だと考えているのか?」という視点で考えてみて下さい。この視点は、上司として部下に目標を設定させるときに必ず伝えなければならない重要な視点となります。


次に企業から与えられた目標の理解ができたら、自分が成長するためにできること、やりたいこと、を書き出してみてください。

ここで気がつくと思いますが、企業の目標は個人的な目標とは違うのです。

非常に具体的であり、結果がでるものです。

個人の目標は夢との混在があります。ですから、今年の目標は個人の夢的な目標と社会的なキャリアに必要な目標とに分けてみて下さい。

具体的に言うと、「こんなことができたらいいな」「こんなふうになりたい」というものは夢と割り切ります。

「これをやればこうなる」「これができることからこれがはじまる」というような目標には、


①具体的で現実からはじまる

②目標達成後の次が見えている

③決してできないことではない


という視点が必要です。

この3つをわかっていることのうえに、そして、


④自分の成長につながる

⑤結果が見える

⑥他社からの評価を求められる


という3つの視点も入れて下さい。

この6つの項目から浮かぶ目標は、たぶんあなたの成長に必要な学習項目であり、それは今後のチャンスにつながることでしょう。


目標は人のものでなく、自分の未来へのバトンです。

このバトンは時代の変化でさまざまなものに変わりますが、バトンを常に自分で見つけて、自分の未来に渡すという意識と行動は習慣性になります。


<引用:「月刊 社会保険」1月号>


これを読んで、今期私にもISOで設定した重点目標とそれ以外の業務の目標があります。

また、業務の目標の中に自分が設定した「こういうことがしたい」という目標もあります。

夢と現実を混在した目標設定は絵に描いた餅になりやすい・・・実感します。


「目標は人のものでなく、自分の未来へのバトン」

この言葉はこれからの私の目標達成の励みになる言葉です。


ありがとうございました。


製品資料請求・お問い合わせ

電気錠・電気錠制御盤・入退室管理・認証端末など、
セキュリティに関するご相談・ご質問は、お気軽にどうぞ。